2010年12月14日火曜日

The snowfall provinces in Japan

日本は世界的に見てもSnowfallの多い国だ。北は北海道から始まって、青森、秋田を通り、広島まで、実に日本の国土のおよそ半分がSnowfallに指定されているという。当然、年毎による差異もあり、地球規模の温暖化で雪も少なくなってきているのだが、それでも冬になると多くの地域で日常的に雪かきが必要になる。日本にこれほどまでに雪が降るのは、地理的、形状的な要因によるもので、記録に残っている一日の積雪量の世界最高記録はなんと滋賀と岐阜の県境にある伊吹山で1927年に記録された11メートル82センチ。1シーズンの積雪量ではない。1日の積雪量である。
ここ五箇山地方も冬になると雪に閉ざされる。現在では、東海北陸自動車道も通り他地域へのアクセスも冬でも随分と容易になったが、かつては人里遠く離れた山間部の秘境、知る人ぞ知る静かで美しい山村であった。塩硝製造にはまず、ヨモギや、ウドの葉、麻殻、蚕の糞・人尿などを幾重もの層にして穴に入れ、何年も寝かす。こうすることにより、地中の硝酸バクテリアにより、それらが発酵して亜硝酸が生成されるという。これに灰などを加え煮詰めると塩硝が出来上がる。これをさらに生成・混合することにより黒色火薬が出来上がるのだ。この煩雑で長時間かかる製造工程をみても明らかなように、煙硝は偶然出来上がったものではなく、明らかに他所から技術者によって伝えられた技術である。ではどこからどのように伝えられたのだろうか。富山・五箇山・相倉合掌集落

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