2010年10月24日日曜日

近所の人達との立ち話の楽しさ

私は犬の散歩の時、ゴミ出しの時、顔見知りの近所の人達と道端で立ち話をするのがとても好きです。若い時は忙しく、又、人の噂話など罪悪感がいっぱいで、とても出来ませんでした。今は誰かと話をする為に犬の散歩もゴミ出しもしているような気がしています。歳を取って人恋しくなって、私だけじゃなくて相手もそうなのだろうと思います。話に夢中になり、車や自転車が多く走る道路にはみ出して相手に「危ないよ!」と引っ張られる事もあります。何の話しかって?それは何でもです。昨日の朝の犬の散歩の時は昔、親を介護して看取った話でした。それだったら私が今やっている最中の事なので話もはずみます。でもフッと思うのですが、気がつけば自分の事ばかりを言っている人がいます。会話は卓球のように取りやすい球を投げたり、受けたりしてラリーをすれば、長く続けられるのです。試合じゃないのですからね。この場合の試合とは「ケンカ」の事ですが。歳を取ってから歳を取った人の所にお嫁さんに来た人がいます。前の旦那様との間には3人の子供がありましたが、皆、成人して独立してしまったので、中に入る人もいて来たのですが、来てビックリだったそうです。何と相手は足が一本義足だったそうです。何処からかは聞きませんでした。夜になって寝る時、足を外してボキボキ折って横に置いたので死ぬほどビックリしたと言います。そんなのって人の事は可笑しいものです。思わずゲラゲラ笑ってしまいました。それにその家には離婚して女の子を一人連れて来ている娘が居たそうです。2度目の旦那も5~6年前亡くなってホッとしたけど、今度はその娘との戦いだそうで日々の細かな事は際限無く話しになります。その奥様は手にかかる旦那が死んだので、身軽になって近所のもう一人の奥さんと二人「シルバー人材センター」に登録して時々お仕事にも出かけられます。聞けば何でもやるのだそうで、家の回りの草取りから介護までいろいろです。二人一緒にやるので、どんな事でも出来ると言っていました。その話も又面白く、可笑しく、珍しく、こんな事も世の中にはあるのかと本人達も驚くそうです。田舎の事だから皆が皆に感心があります。こんなのって私は好きです。でもいずれ自分もまな板の上に上げられるのは覚悟の上です。私の娘は団地に住んでいますが、そこの住人達は気まずくなると、もう挨拶もしないそうです。田舎の私達は少しそんな事があっても挨拶はします。大人ですもの、最低限度の事はわきまえて、付き合っているのです。娘は羨ましいと言います。団地の人達は寄り集まりの集団だから何処の誰か全然知らない。家に帰れば何だかホッとするなぁ.....と言うのです。そうかな?

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